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店舗案内

イッツァ・スモール・ピープル

 わたし自身小さいニンゲンだとわたしはおもう。

いま、歩道を自転車で通行することが

厳罰化されているにもかかわらず、

ちゃんと歩道を、それも子供を乗せた

自転車が我が物顔で通り過ぎてゆくのだ。

道路交通法では、歩道にある自転車は

歩行者を追い越してはならないと

定められているのにも関わらず、である。

 

 じつは、この道交法を

知らないひとも多いのであるが、

歩道で自転車がひとを追い越しては

ならないのである。

 

昨日のわたしの肩をすってゆくくらいに

自転車がすり抜けていった、それも

何台も。

 

そのたび、その自転車の背中に

「車道を走れよ」と怒鳴っていたのだが、

だれひとり見向きもしなかった。

腹立つ。

 

閑話休題

 

電車を待っているとき、

自動ドアの前でスマホいじりながらまっている

女性。それも自動ドアより1メートルもはなれて

立っている。

並んでいるんだろう。だけれども、その女性の

前に並ぶのも気が引ける。が、その女性の後ろに並ぶなら

それからのひとは、そのあとに列ができる。

つまり、ドア、1メートルにはだれもおらず、

そのうしろにずらっと人が並ぶ。

いちばん前の女は依然とスマホをいじる。

 

もうすこし前に並びませんか、

と言いたくなるのだ。

 

で、そのひとは、電車がくると

ものすごくゆっくり車内にはいる。

で、わたしは、そのあとから

しかたなくゆっくりはいると、

となりの列のひとたちがさっさと空いた座席に

すわってゆく。

で、けっきょくわたしは座れない。

下手すりゃ、その女だけはちゃっかり座席に

すわることができている、という現場を

わたしは一度でなくなんども経験しているのだ。

 

その女は、じぶんのしている罪を

まったく理解していないのが

余計に腹が立つのだ。

このブログを見るひとは限られているが、

もし、そんなあんたが見ていたら

これからはもっと前に立ってくださいね。

 

どこぞのカフェで

前にいるひとが注文している。

 

「えっと、ミルクはソイにして、

えっと、シロップはヘーゼルナッツ追加でぇ、

え、ミルクフォーム多め、えっと、ショット追加で・・」

 

早よ、せんかい!

 

待ってる身にもなってくれ。

 

コンビニでも、前の老婆が

小銭いれからおつりの小銭を探している。

それがなかなか見つからないのか、

小銭入れを小刻みにゆらしながら探している。

そのときの老婆の表情はきまって

薄ら笑いをしているのだ。

仏陀フェイスと言えば聞こえもいいが、

こんなにうしろに並んでいるんだから、

あんたは、札だけわたして釣銭もらえよ、

と言いたくなるのだ。

 

やはりわたしは小さなニンゲンなのだろう。

 

閑話休題

 

「なります」も気になってしかたない。

「シーザーサラダになりまーす」とか

テーブルに出されると、「は?」となってしまう。

レストランでは「シーザーサラダでございます」が

正しい。

 なんだよ、「なります」って。

だから、いちどだけ、わたしは

その店員に聞いたことがあった。

「シーザーサラダになりまーす」

「へぇ、いつシーザーサラダになったんです?」

 

 YouTubeでは、この「なります現象」が多くみられる。

「こちらが新製品になります」など。

そのたびにわたしは、ひとりの部屋で、

「ちがうだろ!」と怒鳴り続けているのだ。

「新製品の前はなんだったんだよ」って。

 

「よろしかったでしょうか」もいやだね。

「禁煙席でよろしかったでしょうか」と

店の入り口で店員さんに聞かれた。

「はい?  あなたわたしを知らないですよね、

なんで、知っているような聞き方をするんです」

と、わたしは踵(すびす)を返して店を後にしたこともあった。

木曽路という店である。

 

ドラッグストアで買い物をしようとしたら、

1メートルくらいレジの前にたっている女性がいた。

わたしはおそるおそる聞いた。

「あの、並んでいるんですか」

と、その女性は怪訝そうな目でわたしを見て言った。

 

「並んでます」