幼少の子たちはよく
母親に「なぜ?」って訊いてくる。
それってね、〇〇だからよ、って答える。
これはいただけないことらしい。
子どもが「なぜ」という問いを出したときは、
「なぜだと思う?」と訊き返すのがよいそうだ。
そうすると子どもは
じぶんで物を考えるようになるというのだ。
天才を生んだ母親は、おおむね
そのように子を育てたらしい。
これは脳科学者が指摘していることだから
まんざら嘘ではないだろう。
で、それを実践しているある母親が
いたのだ。
「なぜだと思う?」と。
その子が小学生にあがっても
その母親は「なせだと思う?」を繰り返していたのだが、
その子がきゅうにこう言ったのだ。
「お母さん、そろそろ考えようよ」