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常識

われわれは

あるイデオロギーを常識として

とらえている偏見の時代を生きている

ということである。

 

だれもが常識とおもっていることが

常識ではない、ということもままあるわけだ。

 

比較的、低階級の学校に勤めたことがあるが、

そのときの生徒さんが、のべつ「常識、常識」と

言っていたことをおもうと、

これこそ文字通りの偏見かもしれないが、

「常識」という語を日常つかっている者ほど

頭が悪いのではないか、

わたしはその時、そう感じた。

 

食べ物屋さんで、

どんぶりがきているのにも関わらず

目の前のどんぶりを前にスマホゲームに

夢中になっているひと。

あるいは、スマホを左手に持ち、

スマホを見ながらラーメンをすすっているひと。

 

スマホとラーメンとどっちに重きがあるのか。

 

そんなことを旧ツイッター、Xに書き込んだら、

プチ炎上した。

 

「食べ方なんて自由だろ。

バーーーーーーーカ」と。

 

食べ物屋さんに対しても礼儀というものがある。

食べるときには感謝の気持ちをわすれず、

携帯電話は遠慮しろ、ばか。

こう言いたくなるのだ。

 

 

なにも、常識的なことは食べるときの

ふるまいだけではない。

 

ここから、まったくの偏見になるのだが、

お付き合いいただこう。

 

天ぷらは天つゆにはつけない。

レモン塩で食べよう。

 

とんかつはソースをつかわない、

おろしポン酢しょうゆか塩、レモンで。

 

コロッケなんかソースはいらないよ。

そのままでよい。

 

鍋料理にはポン酢はご法度。

塩コショウで食べるのが良い。

 

カレーライスはスプーンでなく

フォークで食べる。

 

寿司は手で食べ、

ネタは逆さにして口にいれる。

 

ステーキは、バターとレモンと醤油の

ソースがもっとも相性がよい。

 

なんで、牛丼を食べるのにスプーンを

使うのか。箸があるではないか。

 

ホタテの刺身は、じつはあの黒い部分がいちばん甘いのだ。

サザエの刺身も、くるくる巻いている黒い部分が

もっとも甘くて美味である。

 

サンマははらわたがもっともうまい。

 

煮魚は目玉の周りや頬の部分がいちばんである。

 

鮭は皮がおいしいね。

しかし、寿司にサーモンはいただけない。

江戸前には存在しなかったネタである。

 

 

いま、お茶碗やみそ汁を持つときに

きれいに持てるひとが少なくなった気がする。

 

これこそ常識に従ってもらいたい。

 

いちいちうるさいことを申したが、

それなりの理由もある。が、

ここでは申し上げないけれど。

 

食べ方なんて自由であるし、

それが正しいはずだが、

とんかつにソースをかけているひとは、

既成の偏見的な常識にとらわれているのでは

ないだろうか。

 

だって、とんかつソースがあるじゃなぃか。

ま、たしかに。

 

でも、あれは、企業の企みである。

 

「辞書は三省堂」なんてコマーシャルは

三省堂の企みではないか。

 

 もっとも信用ならないのが、

「新明解国語辞典」なのに。

 

 だから、一度、既存のシステムや

現在常識とされているものを破棄して、

もう一度、じぶんの目と口と力で

他人に左右されずに、

食べ物と向きあったらどうだろうか。

 

きっとなにかの発見があるかもしれない。

 

そのとき、わたしの考量がまちがっていたら、

バーーーーカと言ってもらってもかまわない。